障害年金支給申請の難しさ

私の事務所には障害をいくつもお持ちの方から相談が来ます。

いくつも障害をお持ちの場合申請時にいかなる請求方法を使うのかについて慎重に考えていただきたい。

通常年金事務所で相談して必要な書類を入手するわけですが複雑事例では正確な事実関係をつかむことは困難です。それゆえに不十分な対応となり結果として申請がうまくいかないことになります。

同一の障害なのか、別個の障害なのか、併合認定は可能なのか、初めて2級で行った方がよいのか。

基本的には年金事務所の教示を前提にして法律構成を考えます。

これが一番問題がないからです。

しかし申請の段階になって全く違う教示が出ることもあります。これは当然受けるわけにはいかないので争います。もっとも前提として年金事務所の教示に従った結果であるので向こうも強くは出れません。

複雑事例は年金事務所が迷い、社労士が迷い、社会保険審査官が迷い、社会保険審査会が迷います。

ただし初めから受任していれば多くの間違いは防げます。

ぜひとも複雑事例の場合は自分で調べるのみではなく、年金事務所と、無料相談などを利用して下さい。あとあとの失敗を防ぐためにも。

ちなみに当事務所のホームページの質問コーナーでも無料で質問を受け付けています。