人格障害について

人格障害とは性格の著しく偏った状態のことを言います。ただし性格のことを障害だといわれても迷惑な話なのでその性格にもとずく行動が他者に迷惑をかける状態であることが必要であろう。

障害認定基準では人格障害は原則として障害認定の対象にはなりません。

これは人格障害に陥る人は環境的要因に大きく影響し遺伝的要因が大きく影響しても環境に恵まれればほとんどが発症しないとされている。

そしてかつては性格は生まれ持った性質で治すことはできないと考えられていた。

しかし環境的要因が大きく影響しているのならばその環境を除去して治すことは可能です。

子のように自分で治すことが可能でありそれをしない者に障害年金で生活保障する事は許されないと考えたのであろう。

ただし人格障害という傷病名でただちに障害認定されないとすることは許されないであろう。たとえば発達障害やうつ病など他の障害と同時に苦しむ場合も多い。また双極性障害とも間違われやすい。それゆえにいかなる症状が出ているかを明確にする作業が必要になってくる。