バセドウ病と橋本病

バセドウ病も橋本病もその名の由来は発見者の名前を冠している点が共通している。また甲状腺の病気であり自己免疫疾患である点も共通している。

しかしバセドウ病は甲状腺の機能を亢進する疾患であるのに対し、橋本病は逆に甲状腺の機能を低下させる点で正反対の症状を示す。

バセドウ病の症状は目が飛び出すといわれますがはっきり分かるのは全体の2割くらいです。機能亢進としての症状は頻脈・動悸・高血圧・やせる・疲れる・暑がり・興奮などです。

これに対し橋本病は脈が少なく、太り、寒がり、意欲が低下するなどの症状を訴えます。

障害年金の等級は障害認定日またはそれ以後の労働能力との関係で判断するので疾患名は特に関係がありません。

ただし投薬治療によって労働能力が維持できるのであれば障害認定は困難ではないかと思われます。